アルコール酔いを防ぐには? 飲酒直前に出来るアルコール吸収抑圧大作戦!!

これまで学んだ通り、酒酔いの辛いところは、脳が麻痺させられるアルコール酔いと、頭痛や吐き気など、体調不良を引き起こすアセトアルデヒド中毒のダブルパンチを浴びせられる事が多いところです。特に肉体的ダメージの大きなアセトアルデヒド中毒は絶対に嫌だと言う人が圧倒的多数。けれど、本当に後々ダメージが大きいのはアルコール酔いの方かも知れません。理性を失い、一生取り返しの付かない大失態をした経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?

脂肪や糖も使いよう!

アセトアルデヒド中毒は時間の経過とともに確実に緩和し、最終的には解消されます。よく引きずって翌日まででしょう。ところが、アルコールに脳を麻痺させられ、引き起こしてしまった失態は、一生回復出来ない事もしばしばです。ではでは、アルコール酔いを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか?

実は、これはアセトアルデヒド対策以上に厄介かも知れません。何しろ、アルコールが身体に吸収されれば血液に溶け込み、全身を巡るのです。脳だけ血液供給を止めるというのは出来ない相談です。となると、極力アルコールの吸収を抑え、アルコール入り血液の出来る速度を遅らすのが有効策という事になります。アルコールの吸収速度を抑圧出来れば、血中アルコール濃度の急上昇も抑えられますから、急性アルコール中毒のリスクも軽減出来る訳です。

そこで、一役買ってくれるのが脂肪と糖! 特に脂肪は、消化に手間取る分、胃の中に長く滞留しています。そのお陰で、胃にアルコールが入って来ても、すぐに吸収されないのです。実際、アルコール度数の高いお酒を好んで飲む地中海沿岸地域や北欧、あるいは南米などでは、飲酒前に小さじ1杯のオリーブオイルを飲んだり、バターを1かけら食べ、酔いを抑えるという方法が古くから取られて来ました。流石に日本では、飲み会直前に油を飲むとか食べるというのは難しいかと思われますが、そこは一工夫。例えば、最初にドレッシングを掛けた野菜を食べたり、油分の多いナッツ類をおつまみにするだけでも、酔いのペースを抑制出来ます。取り分け、肝機能を高める作用を持つブロッコリーやカリフラワーなど、アブラナ科の野菜プラス、卵と油たっぷりのマヨネーズという組み合わせは、最強の悪酔い防止前菜だと言えるでしょう。

そして、糖質もまた、アルコールの吸収を抑えるという点では、脂質に負けず劣らずの功を奏します。何しろ、脂肪も糖も身体維持にはなくてはならない主要栄養素です。普段は大敵でも使いようという事で、取るべき時に取る事が大切なのです。

1杯のカレーや1個の卵が功を奏す事もある

ところで、空きっ腹に一杯で、あっという間に酔っ払いお一人様出来上がり!! 自分がその酔っ払いか、仲間がその酔っ払いかは別として、こういう経験をお持ちの方は多い事でしょう。実際、空腹時の飲酒はアルコールの吸収を速め、悪酔いしやすいだけでなく、胃や腸の粘膜を傷める可能性もあるため、絶対にNGです。

そこで、功を奏すのが、飲み会の前の一杯のカレーライスかカレーうどん、もしくは、1個のコンビニおでん卵です。カレーの場合は、必ず生卵をトッピングし、おでんの卵の場合は、必ず辛子をたっぷり塗るのがポイントになります。というのも、カレー粉や辛子のような黄色い色をした香辛料には「クルクミン」という成分が含有されていて、これが、肝機能を高めるとともに、胆汁の分泌を促し、アルコール代謝を促進してくれるからです。しかも、クルクミンは高い抗酸化作用を持っているため、アセトアルデヒド精製の速度を抑える事も出来るます

実はこのクルクミン、何を隠そう、かの有名な酔っ払いの味方「ウコン」の主成分で、日本でも昔から重宝されて来ました。お酒を飲む前にウコンドリンクを飲むという方は多い事でしょう。ただし、ウコンの効能自体、元々人体が容易に取り込みにくい構造になっています。つまり、高価なサプリやドリンク剤を飲んでも、さほど効果が得られない事もあるという事です。

そこで、一緒に摂取したいのが「レシチン」! レシチンは、全ての動植物の細胞基板を形成する重要なリン脂質。私たち人間は約37兆個の細胞を持っていると言われていますが、その細胞核や細胞膜に存在し、日々の成長や再生を促してくれています。ですから、不足すると当然、肝臓の再生機能にも多大なる支障を来す訳ですが、それ以外にも、様々な不具合を生じるでしょう。その一方で、豊富にあると、脳を活性化させ、自律神経を円滑に作動させてくれます。さらに、アルコールと同じように、水にも油にも溶けやすいという性質を持ち、高いデトックス効果も持っているところから、血管内の油を除去し、劣悪な血液が長時間滞在するのを腐生でくれるのです。

しかも、それプラス、クルクミンの構造を人体に吸収されやすい形に変形させてくれます。という事は、アルコール酔い防止には多大なる効果を発揮してくれる訳で、何が何でもウコンとセット物にしなければなりません。ならば、そんなレシチンを最も豊富に含む食材は何かと見てみると、これが卵です。そこで、クルクミン入りのカレー粉や辛子とレシチン豊富な卵を組み合わせる事で、互いの効能を倍増し、よりよい悪酔い防止に繋げられるという訳です。

チョコレートは最高の常備薬

このように、飲酒直前から飲酒開始直後に摂取する事で、アルコールの吸収を抑え、悪酔いを防げる一品はあれこれあります。とは言え、油やバターを持ち歩いている人は少なく、予め食道やコンビニで飲食出来るとも限っていません。特に急に飲みに行く事が決まった時などは、事前準備が出来ず困ってしまいます。そこで、特にお誘いの増えるこれからの季節、カバンにこっそり甘いチョコレートを忍ばせておくというのはいかがでしょうか?
というのも、カフェインもまた、肝機能を高め、アルコールの代謝を促してくれる成分の一つだからです。ただし、コーヒーやコーラのような利尿作用の強い飲料はNG。飲酒前や飲酒開始直後に尿や汗として多量の水分を放出してしまうと、体液が減り、僅か0.1mgのアルコールを摂取しても血中アルコール濃度が急上昇します。さらに、炭酸にはアルコールの吸収速度を速める作用が潜んでいますので、うかつに手は出せません。

それに対し、水分も炭酸も含まないチョコレートは、飲酒直前に食べるには最適な一品という事になるでしょう。意外と知られていない事ですが、カカオ豆を原材料とするチョコレートは、カフェイン豊富なスイーツです。しかも、糖質も同時に取り込めるので、アルコールの吸収を抑えられるというメリットもあり、中々優秀な酔い止め常備薬だと言えそうです。ただし、ホワイトチョコレートの中には、カカオ豆を使用していないものも多いので要注意。できるだけカカオ含有量の多いビターチョコレートを選ぶようにする事がお約束です。

Posted by kenko-st